さだもと行政書士事務所
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遺言書って書いておいた方がよいの?

遺言書って書いておいた方がよいの?

遺言書を書くことをためらう理由

 

☑争うほどの財産がないので書かなくても大丈夫

 私が行政書士を始める前のことですが、「以前にテレビで遺言書のことをやっていた。私にはたいした財産もないので、わざわざ遺言書を書くほどのことはないと思うのだけど、どうなの?」といった、ちょっとした雑談の中でそんな疑問を投げかけられたことがあります。

 実は、令和2年度の司法統計「遺産分割事件のうち認容・調停成立件数」によれば、遺産額が1千万円以下は全体の34.7%を占めています。つまり、少額でも“争族”になる可能性は十分にあるということだと思います。

 ならば、少額だから相続を放置しておいても差し支えない、、、いえ、そうはいきません。特に不動産や負の遺産があればなおの事です。

 

☑私の家族に限って“争族”にはならないだろう

 ご自身の生前は、ご家族のみなさんがあなたのことを支えようと結束します。すばらしいことです。でも、ご自身の亡き後は、、、これまでのあなたとの関わり方やそれぞれの抱える事情などと遺産の分け方とのバランスで不満が出たりするかもしれません。

 

☑まだ元気だからもっと先で考えたい

 遺言を遺すには、遺言能力を有していなければなりません。せっかく遺言書を書いても、その時の判断能力に対して「本当に本人の意思で書いたのか?」などと疑義を生じ、争後に発展してしまうこともあります。

 

そんな方への当事務所からのアドバイス

 

 遺言は人生の最終的な意思表示であり、相続人や受遺者にとっても長期間にわたる無益な争いを回避できる有益な方法だと思います。遺言を遺すか?残さないか?で悩むより、円満な相続にするにはどんな遺言にすべきか?を考えてくことの方が、ご自身のこれからの人生にもプラスになると思います。もちろん、遺言を遺すかどうかはご自身の自由です。どちらかが正解でどちらかが間違いというわけではありません。あくまで、ご自身の意思で遺すものです。

ご参考になれば幸いです。

 

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